香川県高松市」タグアーカイブ

ご来場ありがとうございました。

梅雨に入る前の高気圧による暑さの中、
また遠方からのご来場のお客さんや同業の方、
そして、快くオープンハウスを承諾してくださったお施主さん、ありがとうございました。
 
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同時に、「真庭の家」の棟上げ、暑い中ご苦労さまでした。
 
別れもあれば出会いもあり、
小さな出会いを大切にしなくてはならない年令を迎えているのを実感した。
 
目の前の仕事に可能性を発見してゆくしかない。
例えそれらが不十分に見える仕事であるとしても、、、
 
 
「薊野北町の家」・・・浮いた書斎 ↓

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染み付いた風景

「屋島の家」↑
絵葉書のような夕暮れとその前を立ちはだかる無人の社宅。
オープンハウスは月末かな、、、
 
 
風景というよりもその時代、その世界の価値観や美意識、
生活の愉しみや悩みはどんなものだったんだろう、と想像してしまう。
 
染み付いた空気の余韻を味わいながら、
描かれているわずかな風景をもとに
描かれていない多くのことを想う優しさも必要かな。

左官を考える

「高松町の家」
 

生まれながらの指導者なんているわけでもないが、
どう考えても社長や会長といった言葉は
ふさわしくない人物がいるものだ。
 

いわゆる職人たちはなかなかまとまりにくい連中である。
 
それぞれが手に職を持っているから自主独立の気概がある。
 
勤め人たち宮仕えたちとは反対に群れたがらない。
 
だからこそ「親方」というのはそれなりの風格と貫禄を持っている。
 
そりゃそうだろう。
 
とかく群れたがらない職人たちをまとめていこうというのだから、
余程の気力と器が必要になる。
 
そんな人がいたらお目にかかりたいものだ、
でも現代にはいないだろうなと思ってたけど、いた。
 
丸亀市の左官職人秦さんの紹介でお会い出来た。
 
まさに「現代の職人たちのドン」
と呼ぶにふさわしい人物であってほかの何者でもない。
 
淡路島の左官職人 植田俊彦さんである。
 
建築の工業化により左官職はうとんじられ
ジリジリと後退につぐ後退を続けてきた。
 
そんな中、若い職人たちを引き連れ
古いやり方も残し、新しいやり方も時代にあわせながら
楽しみながらやっている後ろ姿に左官職の未来を感じた。

そのものらしいカタチ

↑ 香川「高松の家」
 大きな屋根の上からの風景
 
 
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↑ 香川「高松の家」
 力強い3本の化粧柱は
 青いベールに包まれたまま。
 
 
古典的な考え方として、
「そのものらしいカタチが美しい」
という考え方があります。
 
木なら木らしく
圧縮に抵抗するように使うとか、
屋根なら屋根らしく
包み込むような形をしていることが
美しいという考え方です。
 
 
そんなことを考える機会が多いです。
 
ルイス・カーンや
ヤコブセンのデザインの中にも
そのような考え方を強く感じます。
 
カーンのように
無垢の木でまっすぐ育ったような木を使って
家具を作るというのは非常に贅沢なことです。
 
ヤコブセンの椅子で使われる合板からの可能な形も
合板らしい形態です。
 
その椅子には地域の「らしさ」と
素材の「らしさ」を読み取ることが出来ます。
 
人間も「らしさ」を感じる人は
どことなく美しいです。

「屋島の家」地鎮祭

先日は香川「屋島の家」の地鎮祭。
 
 
かつては島だったこの地は、
長い進化のプロセスを経て、
今ある姿
陸続きになった。
 
計画地の北には
源平合戦で知られる屋島、
南には高松市街が一望出来る
高台にある。
 
この自然と人工物の狭間に
位置するこの計画地には、
進化してきた
歴史の集積物がある。
 
歴史だけでなく
地理、地質の特性をはじめとして
人間が付けた様々な痕跡までもが
記憶に刻み込まれ
さらに保存されていく。
 
如何なる縁なのか。
 
偶然、何ものかに導かれるように
この地への建築が始まろうとしている。

対談

先日、とある雑誌で連載されている
対談の取材があり、
私なりに充実した一日であった。
 
この対談は今後作っていく建築に
変化をもたらすかもしれない。
 
 
まぁしかし肉声で対面して話し合うのが
一番ハードである。
 
声の質量、
眼の光、
身振りなどが総合したコミュニケーションは
快楽であり、
戦いである。
 
コテンパンだったけど、
忌憚なき意見を聞くことが出来て
少しづつ確信は芽生えてきた
か?
 
人は生きていく過程で、
いろいろなことに左右され、
出鼻をくじかれ、
変わることを強いられる。
 
でもどこかで変わらないことの安心も望んでいる。
 
しかし人も、人を取り巻く環境も、
諸行無常、全く変わらないものはない。
 
気持ちの命じるままに動こう。
 
 
「多肥の家」のHさん、
関係者の方々、
そして窪田さん、
 
貴重な時間、ありがとうございました。