月別アーカイブ: 2019年6月

不意の贈り物

 
プロポーションの枠内で
色々と努力を重ねてきた。
 
決められたプロポーションの不自由さから
生み出されたものである。
 
自然の中や都市の中で
作ってきたものとは異なったが、
自由が封じられたからこそ、
その中で必死にあがき、
その力がじわりと表現された。
 
 
§
 
 
いつものように
植物を鑑賞して帰るつもりだった。
 
いつも見上げていた憧れのチランジアが
振り返ると目の前にある。
 
「形にしてくださったので、、、
事務所に合うと思って、、、」
 
一瞬息を飲んだ。
 
じわじわと感動が押し上がってきた。
 
南米で育ち、
空気から水分を得て永らえる乾いた植物である。
 
我が事務所にとって大事なひと株になる。
 
 
 0630-ReA

景観とは

 
景観とは
風景や景色を観てという言葉として、
人との関わりにおいてのみ存在する。
 
その景観の中で嬉しければ
おのずと頬がほころび、
悲しければ
ひとりでに涙があふれるものだ。
 
0623-真鶴01
 
0623-真鶴02
 
何十年前、迫り来る危機から
心の動きの積み重ねや繰り返しで、
人々は相互に共通項を了承し作っていった町。
 
0623-真鶴03

お礼

 
先日の「芸西の丘の家」のオープンハウス、
遠いところ沢山のご来場、
ありがとうございました。
 
 
地理的な広大さ。
 
環境の多彩さ。
 
ここに住むおおらかな息づかいが
感じられる場所になりました。

メビウスの輪

 
帯状の紙をひとひねりして
輪になるように
つないだものなんだけれど、
この輪には裏表の境界がない。
 
縦に切って二つの輪にしようとすると、
切れたと思ったとたん
大きな一つの輪になってしまう。
 
外の力でさいたとしても
やはり一つの輪のままを保つように
何か人生を教えられるような気がする。
 
そんな建築、そんな看板が出来たらいいな。

収穫

 
雨の日の後の屋上は
緑がみずみずしくて気持が良い。
 
きゅうりとシシトウが
収穫出来て嬉しい。
 
植物は手入れをすれば必ず芽を出すから、
より因果応報的物質である。