ハレとケ Posted on July 15, 2013 この連休は香川高松と岡山倉敷で地鎮祭でした。 日本の民家にはハレとケ、 言わば表裏の生活領域があって、 白黒の幕を張ることによって葬儀の場へ、 紅白の幕を張ることによって祝祭の場へと 変換する装置があります。 陽と陰、 生と死、 そしてパブリックとプライベート といった表裏の概念を媒介するものが 「間」なのだと思います。 住居は近代建築の理念を教えるような 単なる部屋の集合ではないのではないか、 って思う瞬間です。
スーパーインポーズ Posted on July 11, 2013 ↑ 新たな計画地 風景の話といえば いつのころからか、 寝入りばなに 度々現れる形象がある。 夢のようにあやふやではなく、 さりとて現実のように定かでもない 半覚半醒の中にある。 愛媛で計画している 住宅を始めとする いくつかの計画が そんな中を浮遊しながら 動いているが、 とある計画地は 自然と人工の構図を、 スーパーインポーズさせ、 さながら神話的風景を 生み出したようだった。 ↑ 「大洲の家」