今年の春に引き渡しした家の撮影。
透き通った川のせせらぎに誘われながら、
住宅地の中に入っていくと、
宙に浮いたような庭が目の前にあらわれる。
宙に浮いた芝も梅雨とともに
過ごしながら青々と育ち、
灼熱の太陽のもと、
形容しがたい気配が
その場所に馴染んでいるようにも見えた。
どこからか蝶々やバッタがやってきて、
カエルが生息する。
外部から生命体を取り込んで、
静かに何かを待ち続ける。
その何かはわからないけど、
不穏で、しかも悦ばしくもある何か。
緑という名の宇宙的物質が
この地球を覆うのではないか、
と、、、
Yさん、ご家族の皆さま、
暑い中撮影のご協力ありがとうございました。
水草は私のボタニカル・ライフに
三角関係を持ち込んでしまったようですけど、
ほしかった水草を大事に育ててみます。