夢のあらかたはモノクロームの世界である。
でも時にカラーに見える時があって
ハッと目が覚める。
そこは多分現実にある色でなく
どこにもない微妙で
優しい色だったような気がする。
時に自然の色に
感動しなくなることがある。
こちらの感受性が
汚れてるせいなのかもしれないけど、
それだけではないと思う。
自然の方も疲れているからだ。
もう少し緑らしい緑を出してくれよ、
なんて排気ガスにあえいでいる樹木の肩を
たたいてやりたくなる。
川の色も
海の色も
空の色も
みんな事情を抱え込んでいるのだろう、、、
そのものらしい色に出会うために、
はたまた汚れた感受性を洗い流すかのように
沖縄へ向かった。
しかし、
沖縄の街の中の植樹たちも
排気ガスにあえいでいた。
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設計図
↑ 香川「屋島の家」配筋検査
設計図を書くときには、
内容が伝わるように書かなければならない。
必要充分に書くことはなかなか難しい。
寸法ひとつにとっても、
書きすぎると
図面がごちゃごちゃになって読みにくいし、
書いてないと
設計図として成立しない。
施工者が知りたいと思う内容を
適切な位置に適切な詳しさで書く。
読む相手は誰なのか、
どんなことをしているのか、
よくわかってないと見当違いの内容を
伝えてしまうことになる。
熟達した人の図面は、
内容の量とはうらはらに、
思いのほかスッキリしている。