今年の春に引き渡しした家の撮影。
透き通った川のせせらぎに誘われながら、
住宅地の中に入っていくと、
宙に浮いたような庭が目の前にあらわれる。
宙に浮いた芝も梅雨とともに
過ごしながら青々と育ち、
灼熱の太陽のもと、
形容しがたい気配が
その場所に馴染んでいるようにも見えた。
どこからか蝶々やバッタがやってきて、
カエルが生息する。
外部から生命体を取り込んで、
静かに何かを待ち続ける。
その何かはわからないけど、
不穏で、しかも悦ばしくもある何か。
緑という名の宇宙的物質が
この地球を覆うのではないか、
と、、、
Yさん、ご家族の皆さま、
暑い中撮影のご協力ありがとうございました。
水草は私のボタニカル・ライフに
三角関係を持ち込んでしまったようですけど、
ほしかった水草を大事に育ててみます。
「家づくり」カテゴリーアーカイブ
不意の贈り物
お礼
先日の「芸西の丘の家」のオープンハウス、
遠いところ沢山のご来場、
ありがとうございました。
地理的な広大さ。
環境の多彩さ。
ここに住むおおらかな息づかいが
感じられる場所になりました。
「芸西の丘の家」オープンハウス
このたび高知県安芸郡芸西村で
設計監理を進めてまいりました
「芸西の丘の家」が竣工します。
クライアントのご厚意により
6月15日(土)16(日)
オープンハウスを行います。
お時間が許すようでしたらぜひお越しください。
当日はゆっくりご覧いただけるよう
予約制とさせていただいております。
ご予約は下記、TEL・メールにて
お問い合わせください。
現地の場所については
ご連絡いただきました方に
こちらからご案内いたします。
TEL:086-235-5516
Email:info@k-tenk.com
不在により電話がつながらない場合は
お手数ですがメールにて予約をお願いいたします。
受付は6月14日(金)17:00までとさせていただきます。
§
生活の場を構成するための
人工的な空間の広がりがあり、
その時、その場所、その人の
可能な範囲で実現していくが、
欲望が出てきて矛盾も生じてしまう。
その繰り返しが建築計画ではないだろうか。
同じ路を二度踏むという意味ではなく、
つくりつつ、
つくられてゆくという
螺旋的な過程を表現出来たらいい。
「松並木の家」棟上げ
まだ存在しないものをカタチつくる過程で、
どうやってその姿を描き出すのか?
そこに設計と言われる仕事の内容がある。
さまざまな要求、
時に矛盾し合う要求を
一つにまとめる仕事でもある。
一方で造形のもつ別世界が心に訴える。
それは音が心に訴えるのに似ている。
建築を凍れる音楽というたとえのように、
そこから受ける感動を美という言葉で表現し、
実現しなくてはならない。
この用と美との間の架け橋を求めているのが
本来の建築なのではないだろうか。
土間空間
「青津参道の家」オープンハウス
このたび岡山市東区で
設計監理を進めてまいりました
「青津参道の家」が竣工します。
クライアントのご厚意により
4月6日(土)7(日)オープンハウスを行います。
お時間が許すようでしたらぜひお越しください。
当日はゆっくりご覧いただけるよう
予約制とさせていただいております。
ご予約は下記メールにて
お問い合わせください。
現地の場所については
ご連絡いただきました方に
こちらからご案内いたします。
Email:info@k-tenk.com
受付は4/5(金)17:00までとさせていただきます。
§
空間を分ける要素として、
物理的、空間的、記号的なものがあります。
物理的なものとして、
壁、家具、ガラス、植栽などで分けられるもの、
空間的なものとして、
床の段差、天井の高さ、距離、配置
記号的なものとして、
色、素材、明るさ
などがあります。
窓は光を取り入れ、風を入れる
外をみせて、うちをみせる
南のあかるい光
北のやわらかい光
遠く抜ける屋根の上からの景色
未完の家
松並木の家 地鎮祭
三重にも四重にも、
まるで重箱のような
建築玉手箱になっている吉備津神社。
入れ子建築になっているが、
玉手箱とは何やら
遺伝子を封印した人体の比喩ともとれ
無意識の記憶をもちながら
百代の過客の輪廻を繰り返す。
もっと広く解釈すれば、
魂魄、肉体、それを覆う衣服、
さらに建築、都市へと
無限に展開していくのではないだろうか。