月別アーカイブ: 2013年5月

地方での設計活動

↑ 愛媛の打ち合わせの後に
 寄り道した内子座
 
 
先週から愛媛の西予と大洲、
高知・四万十の敷地調査に始まり
土日は営業活動。
 
週明けは四万十市の庫裏建て替え計画に伴う
役所廻りと敷地の測量。
 
0528-沈下橋
 
↑ 四万十川の沈下橋
 
地方で設計活動することについては、
次回発売されるモダンリビングで
窪田さんと対談させていただいてますが、
それについてはとりあえず据置いて、
今は轟音をたてて
一直線に突き進んでいる感じ。
 
 
どうやら私の器量には
戸惑わず乗り切ってゆく控えめな図太さと、
沈殿しているストレスを感じることのない
鈍感さを兼ね備えているみたい。
 
0528-四万十川
 
↑ 四万十川
 
でも何かしらの
センチメンタル・ジャーニーの旅を求め
少し遠回りしてみた。

↑ 22坪の変形地に建つ
 「15坪の家」の
 地鎮祭でした。
 
 
小さな空間を考えるとき
「奥」と言うことが頭に浮ぶ。
 
特に日本人は常に「奥」を想定し、
「奥」という概念を設置することによって、
比較的狭小の空間をも深化させることを
可能にしてきた。
 
 
 
「奥行」なる概念は、
与えられた空間の中での
相対的距離であり
距離感である。
 
濃密な空間体系は規模ではなく、
むしろ「奥行」のような空間構造の
軸の多さによって規定される。
 
「奥行」を考えることでの小さな空間も
豊かな空間になるのではないだろうか、、、

10周年

日本昔話に出てくるような
連続する四国の山々を楽しんでいると
ウツラトロリとしてくる。
 
フロントガラスまで歪み始め、
高速道路がほの暗くなり、
時間も歪み始める。
 
面白がって良いものか、
それとも本当は不安なのか、
それすらも定かでない。
 
分かっているのは、
先週の金曜日に結婚10周年だったってこと。
 
お祝いをいただいたクライアントと
スタッフにお礼を言う。
 
0519-祝い
 
0519-鳥取
↑ 鳥取の地鎮祭の帰り道。

足場撤去

↑ ゑびすや、全貌が見える。
 
足場が外れた。
 
想定していたよりも
少しキレイに仕上がったような気がするけど、
この予算内でうまくいったと思う。
 
 
あんまり、ツルツル、ピカピカ
キレイに仕上がっては困る。
 
これから外構工事に入る。
 
矛盾に満ちた、不連続な仕上がりを
アノ人に期待するしかない。

対談

先日、とある雑誌で連載されている
対談の取材があり、
私なりに充実した一日であった。
 
この対談は今後作っていく建築に
変化をもたらすかもしれない。
 
 
まぁしかし肉声で対面して話し合うのが
一番ハードである。
 
声の質量、
眼の光、
身振りなどが総合したコミュニケーションは
快楽であり、
戦いである。
 
コテンパンだったけど、
忌憚なき意見を聞くことが出来て
少しづつ確信は芽生えてきた
か?
 
人は生きていく過程で、
いろいろなことに左右され、
出鼻をくじかれ、
変わることを強いられる。
 
でもどこかで変わらないことの安心も望んでいる。
 
しかし人も、人を取り巻く環境も、
諸行無常、全く変わらないものはない。
 
気持ちの命じるままに動こう。
 
 
「多肥の家」のHさん、
関係者の方々、
そして窪田さん、
 
貴重な時間、ありがとうございました。