テンキュウカズノリ設計室」タグアーカイブ

福山出展予告

ドタバタの連続も少し落ち着き、
中だるみした一瞬も、
福山の建築家の面々の論述に
尻を蹴とばされる思いがして、
気を引き締める。
 
 
微風だけど追い風を捉えているのを実感する。
 
この風で走りきるか、
まだ早いか、
福山の風がどう吹くか、、、
 
 
2013年10月22日(火)~27日(日)
ふくやま美術館にて
「福山ゆかりの現代建築家展」に出展させていただきます。

宇宙船

月世界からの迷い子、
 
かぐや姫は
 
言い寄る色好みの貴公子たちそれぞれに
 
いけずな無理難題を振り当てて
 
出来ないと見るや
 
宇宙船に乗って
 
そそくさと帰還してゆく。
 
 
 
 
実はこの建築の世界でもごく稀にある話。
 
22坪の変形地に15坪の狭小住宅。
予算は・・・で。
 
この小さな宇宙船は帰還することなく
無理難題をカタチにすることが出来ました。
 
 
 
クライアントのご厚意により、予約制ではありますが、
オープンハウスをさせていただく運びとなりました。
 
ご興味のある方はメールにてご連絡ください。
 
 
 
 
場所:高知市内 
日時:8/24(土)、25(日)
連絡先:info@k-tenk.com

ハレとケ

この連休は香川高松と岡山倉敷で地鎮祭でした。
 
 
日本の民家にはハレとケ、
言わば表裏の生活領域があって、
白黒の幕を張ることによって葬儀の場へ、
紅白の幕を張ることによって祝祭の場へと
変換する装置があります。
 
 
陽と陰、
生と死、
そしてパブリックとプライベート
といった表裏の概念を媒介するものが
「間」なのだと思います。
 
住居は近代建築の理念を教えるような
単なる部屋の集合ではないのではないか、
って思う瞬間です。

スーパーインポーズ

↑ 新たな計画地
 
 
風景の話といえば
いつのころからか、
寝入りばなに
度々現れる形象がある。
 
夢のようにあやふやではなく、
さりとて現実のように定かでもない
半覚半醒の中にある。
 
 
愛媛で計画している
住宅を始めとする
いくつかの計画が
そんな中を浮遊しながら
動いているが、
 
とある計画地は
自然と人工の構図を、
スーパーインポーズさせ、
 
さながら神話的風景を
生み出したようだった。
 
 
0710-大洲の家模型
↑ 「大洲の家」

歯医者

↑ 徳島の「眉山を望む家」
 
 
日本海から太平洋にかけての出張が続く中、
折れた歯もくっつき、
めくれ上がり腫れ上がった唇もひき、
やっと人前に出ても恥ずかしくない顔に戻りました。
 
 
歯をくっつけに行ったついでに
他の歯を見てもらうと、
 
「こりゃ大きいですな。穴があいてますよ。」
 
と、おどろかされる。
 
歯ぐらいどうなってもいいのであるとも思うけど、
歯一つで人生悲観的にもなってしまうから
やっぱり直そうとしばらく通院することになる。
 
長生きするのには大事らしい、、、

MODERN LIVING

 
モダンリビング2013年7月号に
弊社が設計した
「多肥の家」が掲載されました。
 
 
自分がとても
「大したことができない、
普通にミーハーな人間なんだ。」
という自覚がうれしい。

自転車

 
徳島の愛読者T氏からの
指摘もあったので、
出来上がった自転車を
UPしておきます。
 
かなり無駄を削ぎ落としたものになりました。
 
 
設計とかデザインとかは
実に間接的な職業で、
実際に現場でモノに触れながら
作っているわけでありません。
 
いつも沢山の人の手で作られています。
 
何もかも自分の手でやってのけたいと
欲張りなわけでもないのですが、
少しだけ自分の手で組み立ててみました。
 
ブレーキも無駄だったので付けなかった、、、
 
わけではありません。

地方での設計活動

↑ 愛媛の打ち合わせの後に
 寄り道した内子座
 
 
先週から愛媛の西予と大洲、
高知・四万十の敷地調査に始まり
土日は営業活動。
 
週明けは四万十市の庫裏建て替え計画に伴う
役所廻りと敷地の測量。
 
0528-沈下橋
 
↑ 四万十川の沈下橋
 
地方で設計活動することについては、
次回発売されるモダンリビングで
窪田さんと対談させていただいてますが、
それについてはとりあえず据置いて、
今は轟音をたてて
一直線に突き進んでいる感じ。
 
 
どうやら私の器量には
戸惑わず乗り切ってゆく控えめな図太さと、
沈殿しているストレスを感じることのない
鈍感さを兼ね備えているみたい。
 
0528-四万十川
 
↑ 四万十川
 
でも何かしらの
センチメンタル・ジャーニーの旅を求め
少し遠回りしてみた。

↑ 22坪の変形地に建つ
 「15坪の家」の
 地鎮祭でした。
 
 
小さな空間を考えるとき
「奥」と言うことが頭に浮ぶ。
 
特に日本人は常に「奥」を想定し、
「奥」という概念を設置することによって、
比較的狭小の空間をも深化させることを
可能にしてきた。
 
 
 
「奥行」なる概念は、
与えられた空間の中での
相対的距離であり
距離感である。
 
濃密な空間体系は規模ではなく、
むしろ「奥行」のような空間構造の
軸の多さによって規定される。
 
「奥行」を考えることでの小さな空間も
豊かな空間になるのではないだろうか、、、

10周年

日本昔話に出てくるような
連続する四国の山々を楽しんでいると
ウツラトロリとしてくる。
 
フロントガラスまで歪み始め、
高速道路がほの暗くなり、
時間も歪み始める。
 
面白がって良いものか、
それとも本当は不安なのか、
それすらも定かでない。
 
分かっているのは、
先週の金曜日に結婚10周年だったってこと。
 
お祝いをいただいたクライアントと
スタッフにお礼を言う。
 
0519-祝い
 
0519-鳥取
↑ 鳥取の地鎮祭の帰り道。