先日は、
「少し小さな家」のお引渡しと、
「もう少し小さな家」の設計契約でした。
それぞれの床面積は
24坪と20坪。
依頼主はもちろん、
建てる場所、
敷地の大きさや形状、
要望などは違えども
共通して言えるのは
「共生の原理」
それは
「自然と人間」
「内と外」
「光と闇」
などなど、、、
「ツルツルピカピカはダメです。仕上げは前からそこにあった感じで。」
「個室は要りません。適当にベッドを置きます。」
「開放的に。外から見えてもいいです。目が合った時は手を振ります。」
依頼主が設計者よりもよほど乗りやすく
また勝手な想像力をたくましくしてしまう場合は、
設計者はただただ大人しく
ニコニコしていればいいのである。
そして時に、
それはチョッとやり過ぎじゃありませんか?
なんてうつむき加減につぶやいて
うれしさをかみ殺していればいいのである。
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廿日市の現場
足場が外れたら外構工事に入ります。
「3日から足場を外します。」
現場監督から連絡があり
ゴールデンウィークの初日は広島・廿日市の現場へと向かう。
幾度となく渋滞に巻き込まれながらも
やっとの思いで現場に着く。
世の中はゴールデンウィーク。
休みって何なのか。
考えてみれば連日遊んでいるようなものなんだ、
と思うしかない。
廿日市の現場からは、晴れ渡った瀬戸内海の島々が見え
さらには厳島神社が見えたとき、
人間が意を決して自分を捨てて他者のために生きようとした時に、
空海が弥山を開基したように
ごくごく自然に建築という行いを
思い描いてしまう性まで考えてしまうのだろう。
夕日が影を落とす。
外壁の仕上げ。完成されているけど完成されてない感じがいい。
さっそく入居者が、、、