↑ これは小3の娘が学校で作った
「タイムカプセル」
我が子ながらユーモラスな作品。
でもどこかミステリアスで、
しかも不安定。
奇妙なバランスで置かれている。
私の中の「タイムカプセル」というイメージは、
明るい未来があるようで、
実は世界の終わりの方が強い。
世界の終わりというものは、
いつも人を強く惹きつける。
怖いけど見たい。
いや、でも見たくないかも。
自分とその世界の間には
矛盾が生まれる、
そんなイメージ、そんな世界である。
この「タイムカプセル」の中には
10年後の自分に宛てた手紙が入ってるらしい。
「今あるような見せかけの世界は滅びちゃうよ。
その時残るのは、日々増え続けていく立派な建物なんかじゃなく、
チープで子供だましなおもちゃにすぎないんだよ。」
そんな手紙が入っているかのような
「タイムカプセル」である。
そしてその手紙に付け加えるとしたら、
「その後にやって来るのは、
かつて過ごした村のように自然が美しく、
全てが適度に控えめに保たれている世界である。
それは終わりであると同時に始まりである。」
と。