家づくり」カテゴリーアーカイブ

配筋検査へ

配筋検査のため柳井へ

鉄と土の対話を見届ける儀式みたいなもので

図面に描かれた直線が

現場でわずかに揺らぎ

地の癖と人の手がそこに滲む.

鉄筋はただの素材ではない.

やがて家の骨となり

見えなくなるものだ.

だからこそこの瞬間に目を凝らす.

鉄が正しく並び

組まれ結ばれているか

その一筋一筋に

設計の意図と現場の知恵が宿っている.

配筋は語る.

家が立ち上がる前に

その命の流れがここにあると…

琴平の家 棟上げ

日差しが静かに街を包み込むなか

琴平新町の鳥居のそばで

一本の柱がそっと立ち上がった.

やがて梁がかけられ

空と地面のあいだにひとつの秩序が生まれる.

それは何かを主張するのではなく

ただ静かにそこにあるということの

意味を問いかけてくる.

木は木として

職人は職人として

過不足なく役割を果たし

建築という形をそっと支えていく.

この場所に必要とされたものは単なる機能ではない.

時間に耐え、時に寄り添い

やがて風景と呼ばれるものと

やわらかく結びついていく存在.

人々がそこに身を置き

心を澄ますための場.

棟が上がるということは

建築がようやくひとつの呼吸を

始めるということかもしれない.

その息づかいを

人々は言葉にせずとも感じている.

鳥居をくぐるたびに

ふと視線がその方へ向かう.

それは建築が町の時間の一部となる瞬間だった.

「中村岩崎の家」オープンハウス

 
このたび高知県四万十市で
設計監理を進めてまいりました
「中村岩崎の家」が竣工します。
 
お施主様のご厚意により
12月17日(土)、18(日)にオープンハウスを
開催させていただける運びとなりましたので
ご案内申し上げます。
 
お時間が許すようでしたらぜひお越しください。
 
混雑を避ける為、安心してご見学頂けるよう
予約制とさせていただいております。
 
ご予約は下記QRコードにて
お問い合わせください。
 
詳しい場所につきましては
ご予約フォーム送信後に送られる
確認メールでお知らせします。
 
 
§
 
 
四万十川の水面が揺らぎ
赤鉄橋が見守り
それらの景色と過ごす、
スキップフロアの小さな家。
 
221130-DM最終

棟上げ~変形地

 

敷地を読むという表現をすることがあります。

敷地にも文脈があり

それを読み解いたりします。

廻りの環境や背景などそこに居続けることで

少しづつ見えてくる情報があります。

 

背景の蔵を取り込みました。

 

春眠不覚暁

夏がやってくる前に
もうそろそろ目を覚まそうかと。

気持ちを整理していくには綴っていった方が
多分いいのだと思います。

太平洋を前に計画中です。

お礼

先日の「藍住の平屋」のオープンハウス、
遠いところ沢山のご来場、
ありがとうございました。

住宅に対する想いは様々です。

住まうことに何が正しいか、正しくないか
答えは見つからない。

正解ばかりが求められる昨今
ここに住むおおらかな息づかいが
感じられる場所になりました。

「藍住の家」オープンハウス

このたび徳島県藍住町で
設計監理を進めてまいりました
「藍住の家」が竣工します。
 
クライアントのご厚意により
6月4日(土)5日(日)に
オープンハウスを行います。
 
ドタバタでの案内になってしまいました。
もし時間が許すようでしたら
下記、TEL・メールにて
お問い合わせください。
 
現地の場所については
ご連絡いただきました方に
こちらからご案内いたします。
 
TEL:090-2298-1902
Email:iofo@k-tenk.com

0531-藍住の家 DM

「味野城の家」梅雨あけ後の再撮

 
建築すること。
 
泣き、笑い、とまどう。
 
時々刻々の変化とともに、
自分自身が触発され、
新たな発見をする。
 
「建築すること」は楽しさを発掘すること。
 
それを改めて教えてくれた現場でした。

肌触り

 
手触り、足触り、尻触り
人との直接の関りを求めて。
 
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触りたくなるような玄関の壁
 
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床に和紙、その後柿渋を塗る
 

「むぎなわ」のびやかに

 
建築は自然の影響を制御することが出来ます。
 
気候を楽しむためには
厳しい暑さや寒さや、
湿気を和らげるための工夫が必要となります。
 
深い庇、土に覆われた屋根、
風の道、パーゴラ、緑陰などなど
 
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