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気まぐれ日記


この写真は米子出張の帰り、
特急やくもの車窓からの一コマ。
 
 
この何年も続いている気まぐれな駄文に
取り憑かれた読者は少なくない。
 
赤裸々な過去まで
読み戻ってくださっていたりして
なんとも恥ずかしい。
 
でも、そろそろ
「つまるところ、人間にとって建築とはなんだったのだ」
という根元的な問いに答えるべき時が来たようだ。
 
 
などと仰々しく申すわけでもなく、
すでに読者諸賢は、
これまでの話の中に
チラチラと見え隠れした主張を
読み取っているはずである。
 
それだけでは何のことか
よ~わからんという人には
オフィスにいらっしゃい。
 
大歓迎しますから。

静かな水面

ストーブの上に置いているヤカンから
蒸気が出ていて、
事務所の中は心地よい湿度。
 
最近無駄話するヒマもなかったので、
一息入れて他愛もないおしゃべり。
 
 
無理もないが
こんな時代でこの薄暗い通りで
弾むような話は
起きようがないのではあるが、
もうそろそろ来年から
静かな水面に
石を投げ込んでみようかな。
 
徒労と考えるか、
いつか波風が立ってくれると思うか、
それが問題である。
 
と、シェイクスピア風に嘆いてはみる。

建築って何ですか?


後輩が寝ずに?手伝ってくれた、
高知・幸町の家の
ダンボールで作ったスタディ模型。
 
 
先週の木曜日から月曜日にかけ、
高知・香川・徳島で行ったり来たりの打ち合わせ。
 
体力は底を打っていたが、
どうやらクライアントのマッサージで
明らかに上向いている。
 
調子に乗らずにグデグデと復調したい。
 
 
慣れない街を一人で歩いていると、
ポツンと一人取り残されたようで
よりどころがなく、
居心地が悪く感じることがある。
 
こういう仕事に就きその経験を思い起こすと、
建築をつくるというのは
場所をつくるということではないかと思う。
 
よりどころのない環境に、
頼りになる境界をつくり、
溜まり落ち着ける場所をつくること。
 
それが建築をつくる原始的な意味なのだろう、、、
 
たとえば誰もいない砂浜で、
ビーチパラソルを立てる。
 
たった1本の柱とわずかな日影が出来るだけで
人はそこを自分の居場所と認識し、
そして自然に人が集まる。
 
「建築空間のはじまり」ともいえる、
そんな原初的な心地よさがある場所を
つくっていきたいです。
 
「テンキュウさんがつくっている建築って何ですか?」
の問いに対し、
馬路村のリップクリームで
長々と滑らかに真面目に答えることが
出来たんじゃないかと思いますが、、、
 
どうですか?
 
 
ケンちゃん?
 
1105-リップクリーム

クライアントにいただいた
馬路村のリップクリーム。
これでボクのクチビルは潤い
滑らかになるでしょう。
だからといって
口で仕事が増えることはないでしょうけど、、、

二人三脚


店舗のエントランス
 
 
このところ慌しく、
ほとんど足が地に着かない感があった。
 
「10月はたそがれの国」という
短編小説があるように
10月はメランコリーな幻想ばかりを
生み出しやすい季節の代表である。
 
用心しなくては。
 
 
 
週末は本当に良い休息であった。
 
天の配慮だろう。
 
休みをとらせていただいたという事は
まだまだやることがあるぞ
という事かもしれない。
 
仕事が休息であるようなことが
理想なのだろう、、、
 
ということでこの休みは
「幸町の家」のプランを考える。
 
 
二人三脚のように進めてきて、
無事お引渡し出来た店舗。
 
二人三脚のもう一人のコノ人物は
俗世間でいうところの
優秀な要領の良い人間ではなく、
ゆっくりと耐えて、
あきらめない人間である。
 
是非またご一緒したい。
 
お疲れ様でした。

会食


「望海ヶ丘の家」
 
 
この連休は「望海ヶ丘の家」のオープンハウスと、
「南国の家」の地鎮祭。
 
キリスト教式で行われ、
地の霊を鎮めるという考え方ではなさそうなので、
起工式という。
 
前日には両クライアントと会食。
 
品の良いお店で
落ち着いた大人の会食だった、
はず。
 
クライアントから
「カラオケに行きましょう!」と。
 
そんなに好きでないカラオケだけど、
栗焼酎「ダバダ火振り」のせいで
猫なで声ですばやく対応してしまう。
 
曇り空の高知も、
こうなればすっかりパラダイス。
 
案の定次の日の起工式での賛美歌を、
ガラガラ声で歌っていたのは
言うまでもない。
 
ヤレヤレ。

まだ見ぬ国


エステの現場。
 
クライアントに難聴気味のボクの耳に
オイルを流し込まれる。
 
効果があれば、
言うことを聞かないムスメの耳にも
流し込んでやるか。
 
 
 
愚痴ったり、
悲観してばかりいたり、
しらけていたり、
手をこまねいて机上の空論を
コネくり回してばかりは沢山だ。
 
フィクションはノンフィクションに
超えられるのが現実だけれど、
全力を尽くして
その環境をくぐり抜けていけば、
きっとまだ見ぬ国への道を見つけることが
出来るのではないだろうか。
 
と、前回のブログを反省し、
そのまだ見ぬ国「黄金宮殿」へ
初めて足を踏み入れた。
 
KARANのオーナーとスタッフと、
焼き肉で打ち上げ。
 
マッコリがボクをまだ見ぬ夢へと誘い、
オーナーはお店のソファーでよく見る朝を
気持ち悪く迎える。
 
こんな日もあっていい。
 
こんなことをしながら
スタッフには竹のごとくしなって
平気で復元するような資質を育ててほしい。
 
そして、今のハードスケジュールを
突破してくれと思うばかりである。
 
楽しみなさい、設計を、
と、そのことに尽きる。
 
1006-城南町03

マッコリを染み込ませたまま
徳島「城南町の家」配筋検査
 
1006-塚ノ原03

「塚ノ原の家」
この窓の向こうは、
まだ見ぬ国があるやもしれぬ、、、

眠っては考える

↑「望海ヶ丘の家」
10月6、7日にオープンハウスの予定。
ご興味のある方は
是非ご一報ください。
追ってご連絡致します。
 
 
 
最近は車での移動距離は異常で、
サービスエリアで仮眠を取りながら
諸々を考える。
 
お陰様で考えては眠り、
眠っては考えている。
珍しく考える人なのである。
 
気がついてみれば
最近は毎日のスケジュールが一杯で
セコセコ動いてばかりの日々である。
 
それなりに
充実しているような気分になりやすいのだが、
用心しないと何も残ってないことに
なりかねない。
 
残ったのはこの日記だけなんて
悲惨なことになりかねない。
 
しかし建築の設計という仕事は
雑用のカタマリだな。
 
この雑用が集積して
一個の造形物に
立ち上がると理解しても
良いくらいだ。
 
0925塚ノ原

「塚ノ原の家」
 
0925南国

「南国の家」の敷地が露になった。

コノ人物の感性


窓のデザインについて、
アル人物との電話のやりとりは
何時間にも及ぶ。
 
 
今日は高知市内で計画中の
ある店舗の解体工事。
 
ご縁があり仕事をさせていただいている。
 
工期があまりない中、
工事を請けてくれた
コノ人物の感性を信頼しているので、
内心嬉しく楽しみなのだけれど、
 
コノ人物の長電話に対しては
仏頂面をして聞かないと
 
電話代がいくらあっても足りない。

アンビバレント

週末は愛媛・今治で営業活動。
時間があったので今治城を見る。
 
これは日本の城郭に例を見ない水城であった。
 
 
瀬戸内海に面して地の利を利用して
城の一角に船だまりを設けている。
 
発想がユニークだし、
地盤が悪いであろう海岸に
城を築く技術も見事である。
 
この城を築いた藤堂高虎は
政治家・武将としても一流であったが、
軍事技術者・建築家としての腕も
超一流であったらしい。
 
武将にして建築家であった藤堂高虎は
「戦争と文化」
「機能と美」の
アンビバレントを再統一しようとした。

信頼関係


9月9日オープンした、美容室「KARAN」
 
 
ボクたちは仕事柄、
評価は最終的なものでしかない。
 
当然いくら良いものだと思っていても、
オーナーがそう思わなければ、
スムーズには進まない。
 
 
だから、最大限の説明をする。
 
しかし、どんな人でも
すべてのコンセプトや
空間を理解することは出来ない。
 
理解できないことを拒絶するか、
信じて受け入れるのか。
 
そこで重要なのが信頼関係。
 
理想は封印している感情を
理論的に表現すること。
 
お互い詩人のように豊かに語ることが出来れば、
信頼関係も図面も必要ないかもしれない。