全体」カテゴリーアーカイブ

二人三脚


店舗のエントランス
 
 
このところ慌しく、
ほとんど足が地に着かない感があった。
 
「10月はたそがれの国」という
短編小説があるように
10月はメランコリーな幻想ばかりを
生み出しやすい季節の代表である。
 
用心しなくては。
 
 
 
週末は本当に良い休息であった。
 
天の配慮だろう。
 
休みをとらせていただいたという事は
まだまだやることがあるぞ
という事かもしれない。
 
仕事が休息であるようなことが
理想なのだろう、、、
 
ということでこの休みは
「幸町の家」のプランを考える。
 
 
二人三脚のように進めてきて、
無事お引渡し出来た店舗。
 
二人三脚のもう一人のコノ人物は
俗世間でいうところの
優秀な要領の良い人間ではなく、
ゆっくりと耐えて、
あきらめない人間である。
 
是非またご一緒したい。
 
お疲れ様でした。

会食


「望海ヶ丘の家」
 
 
この連休は「望海ヶ丘の家」のオープンハウスと、
「南国の家」の地鎮祭。
 
キリスト教式で行われ、
地の霊を鎮めるという考え方ではなさそうなので、
起工式という。
 
前日には両クライアントと会食。
 
品の良いお店で
落ち着いた大人の会食だった、
はず。
 
クライアントから
「カラオケに行きましょう!」と。
 
そんなに好きでないカラオケだけど、
栗焼酎「ダバダ火振り」のせいで
猫なで声ですばやく対応してしまう。
 
曇り空の高知も、
こうなればすっかりパラダイス。
 
案の定次の日の起工式での賛美歌を、
ガラガラ声で歌っていたのは
言うまでもない。
 
ヤレヤレ。

まだ見ぬ国


エステの現場。
 
クライアントに難聴気味のボクの耳に
オイルを流し込まれる。
 
効果があれば、
言うことを聞かないムスメの耳にも
流し込んでやるか。
 
 
 
愚痴ったり、
悲観してばかりいたり、
しらけていたり、
手をこまねいて机上の空論を
コネくり回してばかりは沢山だ。
 
フィクションはノンフィクションに
超えられるのが現実だけれど、
全力を尽くして
その環境をくぐり抜けていけば、
きっとまだ見ぬ国への道を見つけることが
出来るのではないだろうか。
 
と、前回のブログを反省し、
そのまだ見ぬ国「黄金宮殿」へ
初めて足を踏み入れた。
 
KARANのオーナーとスタッフと、
焼き肉で打ち上げ。
 
マッコリがボクをまだ見ぬ夢へと誘い、
オーナーはお店のソファーでよく見る朝を
気持ち悪く迎える。
 
こんな日もあっていい。
 
こんなことをしながら
スタッフには竹のごとくしなって
平気で復元するような資質を育ててほしい。
 
そして、今のハードスケジュールを
突破してくれと思うばかりである。
 
楽しみなさい、設計を、
と、そのことに尽きる。
 
1006-城南町03

マッコリを染み込ませたまま
徳島「城南町の家」配筋検査
 
1006-塚ノ原03

「塚ノ原の家」
この窓の向こうは、
まだ見ぬ国があるやもしれぬ、、、

眠っては考える

↑「望海ヶ丘の家」
10月6、7日にオープンハウスの予定。
ご興味のある方は
是非ご一報ください。
追ってご連絡致します。
 
 
 
最近は車での移動距離は異常で、
サービスエリアで仮眠を取りながら
諸々を考える。
 
お陰様で考えては眠り、
眠っては考えている。
珍しく考える人なのである。
 
気がついてみれば
最近は毎日のスケジュールが一杯で
セコセコ動いてばかりの日々である。
 
それなりに
充実しているような気分になりやすいのだが、
用心しないと何も残ってないことに
なりかねない。
 
残ったのはこの日記だけなんて
悲惨なことになりかねない。
 
しかし建築の設計という仕事は
雑用のカタマリだな。
 
この雑用が集積して
一個の造形物に
立ち上がると理解しても
良いくらいだ。
 
0925塚ノ原

「塚ノ原の家」
 
0925南国

「南国の家」の敷地が露になった。

コノ人物の感性


窓のデザインについて、
アル人物との電話のやりとりは
何時間にも及ぶ。
 
 
今日は高知市内で計画中の
ある店舗の解体工事。
 
ご縁があり仕事をさせていただいている。
 
工期があまりない中、
工事を請けてくれた
コノ人物の感性を信頼しているので、
内心嬉しく楽しみなのだけれど、
 
コノ人物の長電話に対しては
仏頂面をして聞かないと
 
電話代がいくらあっても足りない。

アンビバレント

週末は愛媛・今治で営業活動。
時間があったので今治城を見る。
 
これは日本の城郭に例を見ない水城であった。
 
 
瀬戸内海に面して地の利を利用して
城の一角に船だまりを設けている。
 
発想がユニークだし、
地盤が悪いであろう海岸に
城を築く技術も見事である。
 
この城を築いた藤堂高虎は
政治家・武将としても一流であったが、
軍事技術者・建築家としての腕も
超一流であったらしい。
 
武将にして建築家であった藤堂高虎は
「戦争と文化」
「機能と美」の
アンビバレントを再統一しようとした。

信頼関係


9月9日オープンした、美容室「KARAN」
 
 
ボクたちは仕事柄、
評価は最終的なものでしかない。
 
当然いくら良いものだと思っていても、
オーナーがそう思わなければ、
スムーズには進まない。
 
 
だから、最大限の説明をする。
 
しかし、どんな人でも
すべてのコンセプトや
空間を理解することは出来ない。
 
理解できないことを拒絶するか、
信じて受け入れるのか。
 
そこで重要なのが信頼関係。
 
理想は封印している感情を
理論的に表現すること。
 
お互い詩人のように豊かに語ることが出来れば、
信頼関係も図面も必要ないかもしれない。

七不思議

「七」という数字は
世界共通の「聖なる数字」とされている。
 
 
冒頭でなぜ
ボクがこんなことを言ったのかというと、
クライアントが
チャクラについて勉強していることに
ただ便乗しているだけなのである。
 
 
ラッキーセブンや
七つのお祝い、
七福神、
頭蓋骨が七つの骨から成立していることなどなど。
 
また、人間が瞬時に識別できるものの数は、
七が限度だという説もある。
 
だから「七人の侍」であり、
あれが八人だったりすると、
丘の向こうからジャーンという感じで
登場する正義の味方の姿が、
あいまいになるかもしれないのである。
 
ボクが理解出来るのは
せいぜいこれくらいである。
 
 
勉強しているクライアントに
あきれられてしまうかもしれないので
冗談はこれくらいにしておく。
 
 
チベットのラマ教によれば、
人間には七つのチャクラと呼ばれる
一種の「見えない穴」があるという。
 
その穴があったら入りたい気持ちである。
 


仏曲を歌う人、Imee Ooi ( イミー・ウーイ )
クライアントにこのCDを渡されプレッシャーをかけられる。

徳之島計画地訪問記~その2


フェリーから徳之島を見る。
 
話には聞いていたけど
実際にこの地に降り立つと
思い描いていた世界とは
全く異なる場所であった。
 
考えようでは思い描いていた世界と
現実がほぼ同じということぐらい
つまらないことはない。
 
現実の島の前には、光の多様さ、
草木の色の鮮やかさ、
海の色の輝きも、
驚くほどの多彩さを作り出している。
 
底抜けの明るさを持つ島人の裏には
ミステリアスで寓話的な印象もあった。
 
文化、歴史は人間が作るのであって、
風景が作るわけではない。
 
しかし、自然との折り合いの中で、
人間の生活自体があることも
意識しなくてはならない。
 
 
ボクたちに許された時間は
決して長くなかったが、
ボクの記憶には
深い深い余韻を残すカタチとなった。
 
 
この島の風景を感じると、
いつのまにか両手にたくさんのモノを抱えて
歳をとってしまった自分に気付いて反省する。
 
明日でボクは42歳になる。
 
0820-徳之島敷地
↑計画地
 
0820-闘牛場
↑闘牛場。
「オーレ」とか「オーラ」とか言って
人と牛が闘うスペインの闘牛ではない。

徳之島計画地訪問記~その1


出航前、フェリーから桜島を眺める。
 
 
不眠不休の波は小さくなったけど、
鏡に映っている
疲れた自分の顔から逃げるしかない。
 
ずいぶんセコイ逃亡者ではあるが、、、
 
8月11日。
鹿児島から徳之島へ向かうフェリーの中。
 
 
計画地を訪ねるのは設計する者にとって、
依頼主に出会うのと同じくらい
何より大事なことである。
 
島の雰囲気はグーグルの地図で、
何となくは予測出来ている。
 
でもその場所の何か、
霊気のようなものは感じられない。
 
 
身体で感じる風の柔らかさ、
陽光の移ろい、
海の音、
潮の香り、
草木のざわめきも
もちろん聞こえてこない。
 
島を見てそこに立って
聞くであろう場所の言葉を得たならば
これまでなんとなく描いていた案は
壊してしまおう。
 
もっと何か凄いモノを
得られるかもしれないと、
心待ちにしているのである。
 
出来るかどうかわからないけど、
可能な限り
自分をカラにしておかなければならない。
 
 
今、東シナ海の上。
 
ムスメは初めての船泊。
興奮していたが
疲れて眠っている。
 
後12時間で徳之島に着く。
 
あまり余計なことは考えず、
眠るとしよう。