カテゴリー別アーカイブ: ケンチクノコト

緑は萌える

0814-浮き庭の家01

 
今年の春に引き渡しした家の撮影。
 
 
透き通った川のせせらぎに誘われながら、
住宅地の中に入っていくと、
宙に浮いたような庭が目の前にあらわれる。
 
宙に浮いた芝も梅雨とともに
過ごしながら青々と育ち、
灼熱の太陽のもと、
形容しがたい気配が
その場所に馴染んでいるようにも見えた。
 
どこからか蝶々やバッタがやってきて、
カエルが生息する。
 
外部から生命体を取り込んで、
静かに何かを待ち続ける。
 
その何かはわからないけど、
不穏で、しかも悦ばしくもある何か。
 
緑という名の宇宙的物質が
この地球を覆うのではないか、
と、、、
 
 
Yさん、ご家族の皆さま、
暑い中撮影のご協力ありがとうございました。
 
水草は私のボタニカル・ライフに
三角関係を持ち込んでしまったようですけど、
ほしかった水草を大事に育ててみます。

不意の贈り物

0630-チランジア

 
プロポーションの枠内で
色々と努力を重ねてきた。
 
決められたプロポーションの不自由さから
生み出されたものである。
 
自然の中や都市の中で
作ってきたものとは異なったが、
自由が封じられたからこそ、
その中で必死にあがき、
その力がじわりと表現された。
 
 
§
 
 
いつものように
植物を鑑賞して帰るつもりだった。
 
いつも見上げていた憧れのチランジアが
振り返ると目の前にある。
 
「形にしてくださったので、、、
事務所に合うと思って、、、」
 
一瞬息を飲んだ。
 
じわじわと感動が押し上がってきた。
 
南米で育ち、
空気から水分を得て永らえる乾いた植物である。
 
我が事務所にとって大事なひと株になる。
 
 
 0630-ReA

お礼

0620-芸西

 
先日の「芸西の丘の家」のオープンハウス、
遠いところ沢山のご来場、
ありがとうございました。
 
 
地理的な広大さ。
 
環境の多彩さ。
 
ここに住むおおらかな息づかいが
感じられる場所になりました。

「松並木の家」棟上げ

0531-松並木02

 
まだ存在しないものをカタチつくる過程で、
どうやってその姿を描き出すのか?
 
そこに設計と言われる仕事の内容がある。
 
さまざまな要求、
時に矛盾し合う要求を
一つにまとめる仕事でもある。
 
一方で造形のもつ別世界が心に訴える。
 
それは音が心に訴えるのに似ている。
 
建築を凍れる音楽というたとえのように、
そこから受ける感動を美という言葉で表現し、
実現しなくてはならない。
 
この用と美との間の架け橋を求めているのが
本来の建築なのではないだろうか。

次なる時代へ

0501-輸血

 
今まで幾度となく輸血してきた。
 
手術という方法もあるけど、
やっぱり気力体力を充実させるには
血を入れ替えるしかないようだ。
 
これは私の体のことではない。
 
実は疲労の極みの連続だけど、
もうこれは直す必要はない。
 
後は坂道を転げ落ちるように惰性で走るしかない。
 
どこかが少しばかり痛んでいても、
止まって修理するよりは
走り切ってしまった方が合理的なのだと
信じることにしている。
 
なので輸血、
いや日本人スタッフを増やしたのである。
 
外国人枠を設けるつもりもなく、
恥をかく勇気も人一倍持っているつもりだけど、
もちろん私の英語は煮え切らないシロモノで、
言葉の壁を乗り越える体力はないので、
1ヶ月ほど前に
イタリア人から送られてきた就職依頼のメールも、
お断りの返事をする始末。
 
 
0501-OHaoz
青津参道の家 オープンハウス
 
0501-mk
音楽室のある平屋の家の写真撮影
 
 
 
撮影やオープンハウス、
大三島への逃亡劇と
ドタバタの連続の中、
新しい時代の幕開けである。
 
 
 
0501-wf+1
4年経った家具工場の写真撮影
 
0501-大三島
逃亡劇のあった大三島

土間空間

0401-gsm

 
エントランスやポーチでもなく
日本の玄関は空間としてというよりも
用途として住宅の大きな要素です。
 
ここで客を迎え、履物を脱いだり
履いたりする行為は今も残り続け、
和室や床の間はなくなってますが、
伝統的儀礼を踏襲する空間です。
 
そんな家の工事の途中です。
 
0401-mtnmk01
 
0401-mtnmk02

「青津参道の家」オープンハウス

0328-見上げ

 
このたび岡山市東区で
設計監理を進めてまいりました
「青津参道の家」が竣工します。
 
クライアントのご厚意により
4月6日(土)7(日)オープンハウスを行います。
 
お時間が許すようでしたらぜひお越しください。
 
当日はゆっくりご覧いただけるよう
予約制とさせていただいております。
 
ご予約は下記メールにて
お問い合わせください。
 
現地の場所については
ご連絡いただきました方に
こちらからご案内いたします。
 
 
Email:info@k-tenk.com
 
 
受付は4/5(金)17:00までとさせていただきます。
 
0328-青津参道の家
 
§
 
 
空間を分ける要素として、
物理的、空間的、記号的なものがあります。
 
物理的なものとして、
壁、家具、ガラス、植栽などで分けられるもの、
空間的なものとして、
床の段差、天井の高さ、距離、配置
記号的なものとして、
色、素材、明るさ
などがあります。
 
 
窓は光を取り入れ、風を入れる
外をみせて、うちをみせる
南のあかるい光
北のやわらかい光
遠く抜ける屋根の上からの景色
 
0328-外観
 

未完の家

0319-umi

 
4年ほど前、
この地でみかんの葉から反射して降る陽光が
サラサラと顔や体に降りそそがれたように、
曇り空の中、
まぶたの裏にそれを感じ、
再びこの地へやってきた。
 
入江の向こうには同じように空が続いていて
豊後水道が広がっている。
 
呑気な雲だって迎えてくれる。
 
変化し続けるこの家と家族を楽しみにまた来ます。
 
0310-orange

馬の蹄

0302-管制塔

 
潮風にゆれ
クローバーに浮かぶ管制塔に心を奪われた。
 
これからは生産と流通のサイクルにコミットする
何らかの手段を持たざるを得ないのだろう。
 
設計するということの内には、
その可能性がずうっと眠らされていた。
 
設計図をつくることに内在する
途方もない可能性について、
あらためて想いを馳せる必要がある。
 
視点をほんの少し変えるだけで、
途が拓けるに違いない。
 
0302-滑走路

松並木の家 地鎮祭

0209-mtnmk

 
三重にも四重にも、
まるで重箱のような
建築玉手箱になっている吉備津神社。
 
入れ子建築になっているが、
玉手箱とは何やら
遺伝子を封印した人体の比喩ともとれ
無意識の記憶をもちながら
百代の過客の輪廻を繰り返す。
 
もっと広く解釈すれば、
魂魄、肉体、それを覆う衣服、
さらに建築、都市へと
無限に展開していくのではないだろうか。