カテゴリー別アーカイブ: かりそめ

松並木の家 地鎮祭

0209-mtnmk

 
三重にも四重にも、
まるで重箱のような
建築玉手箱になっている吉備津神社。
 
入れ子建築になっているが、
玉手箱とは何やら
遺伝子を封印した人体の比喩ともとれ
無意識の記憶をもちながら
百代の過客の輪廻を繰り返す。
 
もっと広く解釈すれば、
魂魄、肉体、それを覆う衣服、
さらに建築、都市へと
無限に展開していくのではないだろうか。

区切るとか区切らないとか

0209-askr

 
これはかなり人の性格にも
影響されるもののようだ。
 
ある空間を占有するということの要求と、
他の空間につながっていたいという欲望とは、
往々にして相矛盾するが
いつもこの2つは存在する。
 
0209-askrCO
 
0208-青津参道
 
「朝倉の家」「朝倉甲の家」「青津参道の家」

寒中の終わり

0203-配筋検査

 
年が明けやっと筆を持つきっかけになったのは、
太平洋を見渡しながらの配筋検査からである。
 
 
今年もいくつかの建築がいろんな場所でうごめき、
この大地を共有の財産として生活の基盤と考え、
町に山に海に囲まれて風景をつくっていく。

微細な変化

1230-ジャーナル

 
数年前まではしょっちゅう枯らした。
 
枯らしては新たな生命体を導入し、
全神経を傾けた。
 
傾けすぎるからまた根腐れなどをして、
肩を落とすはめの連続である。
 
ところが今年の猛暑を耐えた植物たちは、
枯れなくなった。
 
枯れることに慣れてしまった体ゆえに、
枯れないことが時間の停止にさえ思われてくる。
 
劇的な変化を無意識に希求していたが
それは間違っていた。
 
日々微細な変化を遂げているこいつらにしてやれることは
この世にただ一つしかないのである。
 
 
§
 
今まで出会って来たクライアント、
日々微細な変化を遂げているスタッフやパートナー、
施工会社の方々のお陰で
独立して15年続けることが出来ました。
 
今年も多くの方と出会い、
私自身もたくさん勉強する機会を
いただいたと思います。
 
それと建築ジャーナルさんからの依頼で、
8ページにも及ぶ15周年の特集を
組んでいただきました。
 
機会をくださった建築ジャーナルのKさん、
協賛してくださった関係者の方々
本当にありがとうございました。
 
来年1月1日に発行予定です。
 
 
今年は建築する意味を考えることが多く
心が折れそうになることもありましたが、
それ以上に家づくりを楽しみ、
喜んでくれる方がたくさんいたので
その姿を見続けようと心に決めました。
 
そして年末にお会いした方々とお話しして、
その意味を考えるきっかけを
いただいたような気がします。
 
言葉や文字、形にするまでには
まだ時間はかかりそうですが、、、
 
 
来年も微細な変化を遂げながら、
愛情を傾け
素敵な建築を作っていこうと思います。
 
今年もあとわずかになってしまいましたが、
大変お世話になりました。
 
来年もよろしくお願いいたします。
 
 
それでは良いお年を!

発見的方法

1216-krs

 
何か共通の反応があるのか。
 
反応の結果はさまざまな形をとっていても
その奥には何らかの法則が見いだせるのではないか。
 
と、何かを求めるべく足を運んだ。
 
想像のいとぐちは発見にあり、
発見は着目を変えることから始まるのだろう。

AかBか

1215-aoz

 
ガラスが入った。
 
天井の構造物が外部に連続しているけど
もう少し内部に近づけたい。
 
 
1215-askrco01
 
シンプルな屋根にしたつもりなんだけど。。。
 
難しいと文句を言いながらも
丁寧に仕上げてくれている。
 
1215-askrco02
 
 
もしAかBかといった
対立としてあらわれた場合は
そのどちらかではなく
もう一つ別のというものを求めたい。

棟上げ

1031-askr

 
朝倉と三木町の棟上げ
 
 
文章でも書き出しや結びで
ピリッとしたりしなかったりするように、
建築の設計もいろんな条件を聞いて、
この手で行こうと直感的にその場でなにか生まれた時は、
なめらかに出発する。
 
句読点がないと、
どこに重点があるともわからない羅列が続いてしまうので、
やはりなにかこの手で行こうという核のようなものがあると
モヤモヤしたものが
次第にはっきりした姿になっていく。
 
1031-mk01
 

ホーバルベーグル

1019-HB01

 
限られた数のベーグルを週に2日、
11時から販売するという限られた時間と、
1坪足らずという限られたスペースで、
作る者がベーグルを通して
他空間へどのような効果が期待しうるか
設計者としてそれが確認できたことが収穫だった。
 
 
建築の堅さ柔らかさで言えば、
軒を低く深いものは
柔らかく人を受け入れやすくしている。
 
1019-HB02
 

打合せの帰り

1017-UMI

 
時間にすればせいぜい数分くらいのこと。
 
あるいは数秒だったかもしれない。
 
そんな短いすれ違いが
頭に鮮やかにこびりついてしまい
忘れられないものになることがある。
 
街角や街路ですれ違ったのが
とびきりの美女でなくても。

内部空間

1010-AOZ

 
内部の打合せ。
 
彫刻と建築との違いは、
建築には「内部空間」があること、
人が中に入って
感じるものだということ、
が外から鑑賞する彫刻との
違いなんだろうな。