月別アーカイブ: 2019年2月

松並木の家 地鎮祭

 
三重にも四重にも、
まるで重箱のような
建築玉手箱になっている吉備津神社。
 
入れ子建築になっているが、
玉手箱とは何やら
遺伝子を封印した人体の比喩ともとれ
無意識の記憶をもちながら
百代の過客の輪廻を繰り返す。
 
もっと広く解釈すれば、
魂魄、肉体、それを覆う衣服、
さらに建築、都市へと
無限に展開していくのではないだろうか。

区切るとか区切らないとか

 
これはかなり人の性格にも
影響されるもののようだ。
 
ある空間を占有するということの要求と、
他の空間につながっていたいという欲望とは、
往々にして相矛盾するが
いつもこの2つは存在する。
 
0209-askrCO
 
0208-青津参道
 
「朝倉の家」「朝倉甲の家」「青津参道の家」

寒中の終わり

 
年が明けやっと筆を持つきっかけになったのは、
太平洋を見渡しながらの配筋検査からである。
 
 
今年もいくつかの建築がいろんな場所でうごめき、
この大地を共有の財産として生活の基盤と考え、
町に山に海に囲まれて風景をつくっていく。