
石を根とする大黒柱は真ん中に鎮座し
八角形の空間へと枝を広げる
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屋根の架構は麻の葉
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その文様は強靭にしてしなやかで
生命の力が編まれたかたち
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その包まれた空間のなかで
子どもたちは息づき伸びていく
石を根とする大黒柱は真ん中に鎮座し
八角形の空間へと枝を広げる
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屋根の架構は麻の葉
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その文様は強靭にしてしなやかで
生命の力が編まれたかたち
:
その包まれた空間のなかで
子どもたちは息づき伸びていく
大工さんの家は、不思議と骨太い
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切妻の屋根は瓦をまとい
兜のように誇りを支える
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雨を受け、陽に焼かれ
時とともに深まる味わい
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それは棲家でもあり
職人の生きざまそのものだ
もろもろの申請がやっと下り
いよいよ着工の時が訪れる。
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場所はのどかな田園風景が広がる山の裾野。
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ここにいくつもの正方形のボリュームが
様々な角度で配置された住宅が立ち上がっていく。
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たぶん建物の中から見る景色もまた角度によって異なり
それぞれが独自の表情を見せてくれます。
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光が踊り、影が静かに落ちる瞬間
外の風景と建物が一体となり
心地よい調和が生まれ
新たな発見が見つかるでしょう。
棟上げの日
静かに降る小雨が
まるで家の誕生を祝うかのように降り注ぐ。
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「ここに家が建つ」
と言葉で言うのは簡単だけど
それが目の前で立ち上がる瞬間は格別である。
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大工さんたちの熟練の技と
家に込められた多くの人々の想いが伝わってくる。
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一つひとつの木材が積み重なり風景の一部となる。
そして今日のこの雨もまた
家の歴史の一部になっていくのだろう。
琴平新町商店街
鳥居の横に佇む新しい建物がその形を成すべく
地鎮祭が執り行われました。
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寒の戻りの冷たい風が心地よくもあり
鳥居をくぐり抜ける人々の視線が
自然と新しい建物へと引き寄せられる。
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歴史的な景観と調和しながら
建築は時と場所
そして人々との対話を紡ぐ言葉のように
静かにその存在を主張し始め
空間が語りかけるように
過去と未来が交差する場所に新たな物語が始まります。
§
1年近く放置していたコレも始まります。