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フェリーから徳之島を見る。
話には聞いていたけど
実際にこの地に降り立つと
思い描いていた世界とは
全く異なる場所であった。
考えようでは思い描いていた世界と
現実がほぼ同じということぐらい
つまらないことはない。
現実の島の前には、光の多様さ、
草木の色の鮮やかさ、
海の色の輝きも、
驚くほどの多彩さを作り出している。
底抜けの明るさを持つ島人の裏には
ミステリアスで寓話的な印象もあった。
文化、歴史は人間が作るのであって、
風景が作るわけではない。
しかし、自然との折り合いの中で、
人間の生活自体があることも
意識しなくてはならない。
ボクたちに許された時間は
決して長くなかったが、
ボクの記憶には
深い深い余韻を残すカタチとなった。
この島の風景を感じると、
いつのまにか両手にたくさんのモノを抱えて
歳をとってしまった自分に気付いて反省する。
明日でボクは42歳になる。
↑計画地
↑闘牛場。
「オーレ」とか「オーラ」とか言って
人と牛が闘うスペインの闘牛ではない。