配筋検査へ

配筋検査のため柳井へ

鉄と土の対話を見届ける儀式みたいなもので

図面に描かれた直線が

現場でわずかに揺らぎ

地の癖と人の手がそこに滲む.

鉄筋はただの素材ではない.

やがて家の骨となり

見えなくなるものだ.

だからこそこの瞬間に目を凝らす.

鉄が正しく並び

組まれ結ばれているか

その一筋一筋に

設計の意図と現場の知恵が宿っている.

配筋は語る.

家が立ち上がる前に

その命の流れがここにあると…

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