草屋根ハウス

 
先日は「草屋根の家」の請負契約でした。
来年、工事が始まります。
 
 
 
昔、と言ってもそんなに古くない昔。
女性のほとんどは職人であった。
 
上手下手があるにせよ誰もがそれぞれに特技を持っていた。
 
子供を育てるのが上手な人。
 
片付けるのが上手な人。
 
洗濯が上手な人。
 
料理が上手で漬物の達人だったりとか、、、
 
 
生活の達人が街にはいた。
 
みんなそれが当たり前のように
平然として上手であった。
 
それこそ夜なべをして手袋を編んでくれたりもしただろう。
 
それがいつの頃からか
生活の達人としての女性が姿を消してしまった。
 
消えていたはずだった。
 
ところがいた。
現代の職人女性が。
 
この家に住みたいという気持ちが
模型になって現れた。
 
 
この模型以上のものを
家らしい家ではなく、
それは人間がかつて住んでいた洞穴のような場所。
 
そんな住みかを来年はカタチにしていきたい。

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