↑ 香川「高松の家」
大きな屋根の上からの風景
↑ 香川「高松の家」
力強い3本の化粧柱は
青いベールに包まれたまま。
古典的な考え方として、
「そのものらしいカタチが美しい」
という考え方があります。
木なら木らしく
圧縮に抵抗するように使うとか、
屋根なら屋根らしく
包み込むような形をしていることが
美しいという考え方です。
そんなことを考える機会が多いです。
ルイス・カーンや
ヤコブセンのデザインの中にも
そのような考え方を強く感じます。
カーンのように
無垢の木でまっすぐ育ったような木を使って
家具を作るというのは非常に贅沢なことです。
ヤコブセンの椅子で使われる合板からの可能な形も
合板らしい形態です。
その椅子には地域の「らしさ」と
素材の「らしさ」を読み取ることが出来ます。
人間も「らしさ」を感じる人は
どことなく美しいです。