ここ最近、
見積もり調整中の案件、
プランニング中の案件、
実施設計中の案件、
仕事の多くは
行ったり来たりの繰り返し。
それは、待ったり測ったりの
繰り返しのようにも見える。
僕たちはいつでも、何かを測りながら生きている。
世の中の動向を測る。
将来を測る。
人との距離を測る。
今の自分と他人の現状を比較して測る。
理想と現実との落差を測る。
自分の実力を測る。
もちろん僕たちは敷地の特性を測り、
建築の可能性を測る。
測ることは、あやふやな自分の場所を
見出そうとすることに重なる。
測るためには、正確な定規が必要だし、
目盛を見る目が確かでないとイケナイ。
だから僕たちはしばしば測る行為を間違える。
だから僕たちは何かを測り続けている。
測ることは自分の不完全さを絶えず確認しながら
より良き道へと進ませようとすることと、
たぶん重なる。
そういえば以前「待つこと」について書いたことがある。
何かを待っているその時に
僕たちはその何かを測っているのに違いない。
そんなふうにして僕たちは生きている。
何かを待ちながら、何かを測りながら、
と、言い訳しながら、
クライアントを待たせながら、、、
頭を下げながら、、、
ちなみに、気づいている人もいると思いますが、
最近、「ワタクシ」から「僕」に変えてみました。
もう一人の自分を測りながら、、、