海を望む家
Posted on September 20, 2009
デッキから
造成された山の量塊がそのまま建築のヴォリュームに移され、
プランニングが内部空間を形成する。
その房の中心となる空間は笠戸湾へと向かい
東からのやわらかい光と
南からの強い光が
建築の全体の骨格を決める。
朝、ほんのりと白く明けてきて
笠戸島から陽がのぼり海面を照らし
やがて船が行き来して街は動き出す。
陽が高くなると部屋を形づくり
暗闇になると工業地帯がキラキラと輝き始める。
所在地:山口県周南市
竣工:2009年9月
用途:専用住宅
構造:木造2階建
敷地面積:275.94㎡
建築面積:77.7㎡
延床面積:115.67㎡
写真:野村和慎