↑ 高松市「高松町の家」
遠くに見える山は屋島
桜の咲く頃に再撮します。
今日は高知市内で美容室の打合せ。
目立つようで目立ちにくい場所。
その難題を安易に植栽で解決するべきか否か。
確かにアンデルセンの童話の影響ではないけど
デンマークの植物はどこかしら死を連想させる。
それは暗く悲しい死ではなく
静かで安らかで、甘く暖かい死。
生い茂る葉っぱと絡まる蔦は
もとの姿をゆっくりと覆い隠してゆく。
そういった背景の中で考えると
やはり「余白」の存在を意識化させないといけない。
覆い尽くしてしまうのではなく
植物が描く自然のグラデーションが必要である。
未だ改装されてないアルネ・ヤコブセンの
SASロイヤルホテル606号室。
この部屋で使われているブルーグリーンと
枯れることのない植物に包まれながら
年内オープンに向け
今日もまたボクを優しく絞め殺す。