「トイレには神様がいる。」
あるクライアントがこうつぶやいて以来時々こんなふうに思うことがある。
「建築の神様」みたいなのがいて
僕はその神様に愛されているかな、、、と。
たくさんのプロフェッションに関わる人々と同じように
僕もまた、自分の職能に忠実でありたいといつも思っている。
もちろんすべてを完璧にできているわけではない。
でも、少なくとも自分の出来ることを十分にやりきれていれば、
そのときにはきっと、「建築の神様」に
少しは愛されているかもしれない。
かつてルイス・カーンという
それこそ「建築の神様」のような建築家が
すでに亡くなったル・コルビュジェという
建築の巨匠に向かって、語りかけたことがあった。
「コルビュジェさん、私の建築はどうでしょうか?」と。
もちろんカーンには足もとにも及ばないけど
僕もこんなふうに聞いてみたくなる。
建築の神様へ、
僕はどうでしょう?
少しは頑張ってますか?