上平良の家
Posted on September 02, 2015
「上平良の家」
敷地は広島県の西、廿日市に位置し遠く宮島を望むことが出来る場所での計画である。
アウトドアが好きなクライアントは、家族のつながりと外との一体感を大事にしたいという思いをしっかり持っていた。建物はシンプルな片流れの屋根とした。その屋根の下での暮らしが強く感じられるように、そして家族の様子がどこにいても手に取るように把握できるようにリビングを中心に配し、その他生活に必要な機能をもった諸室を周囲に配した。そのことで廊下はなくなりかつ生活動線は多様になり、天井も屋根に呼応するように合理的に強弱をつけ、さらには大開口により外部とのつながりをもたせた。
それらはコストを抑えなければならないという厳しさを設計の駆動力とし、クライアントと何が大切で何が必要ないのかを考えて出来た結果である。
所在地:広島県廿日市市
竣工:2015年5月
用途:専用住宅
構造:木造2階建
敷地面積:222.39㎡
建築面積:53.78㎡
延床面積:72.94㎡
写真:野村和慎
「Thisispaper」
「homify」
「architizer」
「Journal du Design」
「Leibal」