月別アーカイブ: 2018年9月

ご来場ありがとうございました

0918-OH

 
お忙しい中、
また遠いところお越しいただき
ありがとうございました。
 
いつも思いますが、
どんな方法であれ
表現された建築を通じて人とつながるのは、
生きることの一部にすぎないですが、
その表現は
他の何ものにも遥かに超えて
大きいと思います。
 
そのような機会をくださった
クライアントのHさん、
ありがとうございました。
 
 
 
住宅のデザインというのは、
人生のあらゆる面が
凝縮して表現されるものなので、
わずかな紙面・文面では
とうてい述べきれません。
 
一人一人の人間と物とのつながりの中に
生じるものであり、
家の姿形は
家人の人生のあらゆる面から
生まれたものだと思います。
 
 
富も、地位も、利便も捨てて
物の世界に埋没し
一体感を味わえる恍惚境を生み出す手段、
物を徹底して人間の側に近づけることで、
星や月を眺めながら
うっとりと出来るスペースが
生まれるのでしょう。
 
0918-OH2

花咲かじいさん

0908-水やり

 
この夏、
猛暑でいくつかの植物がやられた。
 
それでも水をやってきたのである。
 
根が生きていれば
必ず息を吹き返すと信じ、
鉢や土を変えメネデールを注ぎ
世話をしてきた。
 
葉や土を湿らせるだけの行為を、
スタッフとじっと繰り返し続けたのだ。
 
愚かにも。
 
枯れ木に花を咲かせましょう、
と花咲か爺さんは言う。
 
作物と人間が密接だった時代、
あの民話をもっと切実に受け止めていたのだろう。
 
 
今では我が事務所では
枯れた植物を蘇らせる爺さんこそ
憧れの存在なのである。

スツール

0907-スツール

 
形ある装飾ではなく、
形のない装飾概念はないのか、、、
 
素材そのものがもつ不均質性を
装飾的機能として
高めることは出来ないのだろうか、、、
 
人間の手の本来的な不均質が
作り出すムラやズレ、
素材の表面のニュアンスは
複雑な受容を帯びているのだろう。
 
 
家具職人の二宮くんが
槍鉋で仕上げた座面。