月別アーカイブ: 2018年2月

お礼

0220-築山

 
寒い中、
また遠いところからのご来場、
準備していただいた工務店の方々、
この場を作っていただいたクライアントのTさん
ありがとうございました。
 
 
 
建築家はハンカチを汚さぬままに
哲学や思想をつぶやいてきた。
 
だから人々はそれを聞く耳を持たなかった。
 
小さな庭だけど掘り起こしては盛ってみた。
 
ものをつくるのは
そのものに生命を移すことである。

鳴門の巨岩

0216-坪庭

 
中庭に巨岩が居座っている。
 
工事の時に目を覚ました巨岩である。
 
この家が脇役になるくらいの巨岩である。
 
 
樹や石に神を見るのは日本文化の基層の性格だけど、
いまさらそれを持ち出すのはやめようということで、
巨岩が一つあるのは厄介だから
もういくつか置こうと考えた。
 
そうすれば物神性は少し和らぐだろうと確信し、
動かすことを伝えたと同時に、
監督の眉が曇ったのを見逃さなかった。
 
土に埋まっていた岩を掘り起こしては散りばめ、
散りばめては動かした。
 
散りばめるほど軽いものではないけど、
お陰で自然に溶け込んだ。
 
職人たちの力で仕上がった。
 
曇った眉が晴れ渡った職人の技術で完成した。
 
この庭園は未来を暗示しているに違いない。
 

「鳴門の家」オープンハウス

0211-鳴門OH

 
シンプルな家族構成と
いくつかの要求。
 
地形をながめ、
位置をさだめ、
形を考えた。
 
 
喜びをもたらすことは
人間に必要なもので、
健康は重要な一つである。
 
新鮮な空気、光と坪庭、
高低差のある場所に
適度な運動と休養、
将棋を指し、潮風を感じる。
 
 
 
クライアントのご厚意で予約制ではありますが
オープンハウスを行います。
 
ご興味のある方は15日までにメール等にてご連絡ください。
追って詳細をご連絡いたします。
 
場所:徳島県鳴門市鳴門町
日時:2/17(土)、18(日)
連絡先:info@k-tenk.com

一本の線

0210-松並木

 
設計の最初の段階というもの、
白紙の上に
最初の一本の線を引かれるまで
多くの迷いがある。
 
曖昧だった線が
少しずつ自信のある
しっかりとした線に
変わってくる。
 
決まってきた線には
様々な思いが込められるようになる。
 
すると往々にして
矛盾した願いのいずれをも
捨てられない場に追い込まれて
悩むことになる。
 
しかしこれこそ
新しい考えの誕生のキッカケである。
 
まずは場所性を大事に
一本の線を引いてみよう。