そのものらしいカタチ

↑ 香川「高松の家」
 大きな屋根の上からの風景
 
 
1126-高松町棟上02
↑ 香川「高松の家」
 力強い3本の化粧柱は
 青いベールに包まれたまま。
 
 
古典的な考え方として、
「そのものらしいカタチが美しい」
という考え方があります。
 
木なら木らしく
圧縮に抵抗するように使うとか、
屋根なら屋根らしく
包み込むような形をしていることが
美しいという考え方です。
 
 
そんなことを考える機会が多いです。
 
ルイス・カーンや
ヤコブセンのデザインの中にも
そのような考え方を強く感じます。
 
カーンのように
無垢の木でまっすぐ育ったような木を使って
家具を作るというのは非常に贅沢なことです。
 
ヤコブセンの椅子で使われる合板からの可能な形も
合板らしい形態です。
 
その椅子には地域の「らしさ」と
素材の「らしさ」を読み取ることが出来ます。
 
人間も「らしさ」を感じる人は
どことなく美しいです。

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