月別アーカイブ: 2012年12月

欲望の共同化

1231-しめ縄


昨日しめ縄を作りました。
 
 
まぁ、なんと月日の経つのが早いことか。
アッという間に一年が終わった。
 
 
今年もたくさんの人と出会い、
たくさんの建築を一緒に創ってきた。
 
建築を創るという行為は、
「何かを共にし、創り上げること」
という、欲望の共同化ということと、
とても深く交差している。
 
そこには、「共に創ること」という楽しさが、
本来なカタチで織り込まれているからである。
 
「そこに住む人」
「それを構想する人」
「それを作る人」
 
の欲望が共同化され、
それぞれ異なった方向に発散することなく、
一つに向かって求められているからである。
 
その行為は他のことには換えられない楽しさと
手応えが生まれる。
 
来年も、それぞれの欲望が美しく織り込まれて、
新しい次元を拓くこと。
 
勝つことも負けることも意味を持たず、
 
「私は楽しい」
という思いが
 
「あなたも楽しい」
 
という次元へとうまく接続し、
伝達していくような関係のカタチが
出来たらいいなぁと思っている。
 
(年末なので少し真面目に綴ってみました。)
 
 
それではみなさん、
良いお年を!

工業都市

1221-徳山


今日は山口出張。
この写真は新幹線こだまの車窓から。
 
 
徳山のこの風景を見ると、
トニー・ガルニエを思い浮かべる。
 
それは、もはや瓶と蓋みたいに
彼と一体になっている代表作
「工業都市」である。
 
数多の夢想家たちの思わせぶりな妄想と違って、
「工業都市」は肉厚なガイドブックだった。
 
そのガルニエが描いた街は、
工業群を取り巻くように、
豊かな自然に優しく見守られているように
配置されている。
 
1221-トニーガルニエ

トニー・ガルニエの工業都市

愛嬌

1220-しまなみ


今治の打ち合わせの途中、
しまなみ海道のSAにて。
 
 
生きていく上で
とても大切な愛とか恋とかを、
学校の授業で教えてくれないのと同じように、
建築教育でも
愛着、愛想、愛嬌
といったものは教えてくれない。
 
 
どんなに良い建築であろうとも、
持ち主や周りから愛されていないものは、
分かってしまう。
 
だからソレは直接的に係る人だけでなく、
なるべくたくさんの人から愛されて欲しいと
心から願う。
 
 
維持が楽で手がかからない、
というのはむしろ危ない発想で、
掃除や手入れが楽しく、
未来の子供たちにも残していきたい、
と思えるような
建築や街を作っていきたい。
 
1220-模型

愛嬌のあるモノが出来そう、、、
スタッフが目をこすらせながら作った
「今治の家」と「一ツ橋の家」のスタディ模型

心地良い場所

1211-塚ノ原の家


「塚ノ原の家」のリビング
夏には花火が見えるらしい、、、
 
 
週末は、クライアントのご厚意で
予約制でしたが高知「塚ノ原の家」の
オープンハウスをさせていただきました。
 
寒い中、また遠くからのご来場
ありがとうございました。
 
なんとなく雰囲気を伝えることが
出来たんじゃないかと思います。
 
 
 
砂浜にパラソルを立てる時、
どこに立てるか。
 
花見の時はどこに陣取るか。
 
人は本能的に居心地の良さそうな場所を
嗅ぎ取る嗅覚がある。
 
設計の際にも設計者としての色眼鏡をはずして、
本能的な嗅覚をとがらせて、
敷地と対峙すべきだと思う。
 
敷地のどこが一番心地良い場所になるのか。
 
自分の持つ皮膚感覚を大切にして
設計に取り組まなければならない。
 
もちろんこの家の心地良い場所はここ。
他にももちろんあるけどここかな。
 
 
すぐ帰る人。
つい長居してしまった人。
いろいろ質問してくる人。
まな椅子が欲しいと言う人。
 
反応は様々。
 
 
 
以前、内藤廣の本に書いてあったことをフと思い出した。
 
「デザインとは翻訳すること」だと言う。
 
デザインはモノとヒトとをつなげるための道具。
モノとヒトとのコミュニケーションを支えるもの。
 
そういう仕事をしていきたいとフと思った。
 
1212-南国の家
↑「南国の家」
南北に抜ける風が気持ちいい。

余剰の力

1215-塚ノ原の家

相変わらずあっちに行ったり
こっちに戻ったりの生活で、
いささか頭もカラダも浮遊している。
 
先日は「塚ノ原の家」の引渡しでした。
 
 
こんな生活なので昼食は決まって車内で
運転しながらのおにぎりとお茶。
 
何故かこのメニューが
定番になりつつある。
 
ヤバイぜコレは。
 
おにぎりとお茶では
どうにも余剰の力は出ないよ。
 
それを察したのかどうかは分からないけど、
引渡し後の会食で
クライアントに焼肉をご馳走になる。
 
 
コレで力も溢れ出て、
残りわずかな今年も
乗り切れるでしょう。
 
ありがとうございました。