月別アーカイブ: 2012年9月

眠っては考える

↑「望海ヶ丘の家」
10月6、7日にオープンハウスの予定。
ご興味のある方は
是非ご一報ください。
追ってご連絡致します。
 
 
 
最近は車での移動距離は異常で、
サービスエリアで仮眠を取りながら
諸々を考える。
 
お陰様で考えては眠り、
眠っては考えている。
珍しく考える人なのである。
 
気がついてみれば
最近は毎日のスケジュールが一杯で
セコセコ動いてばかりの日々である。
 
それなりに
充実しているような気分になりやすいのだが、
用心しないと何も残ってないことに
なりかねない。
 
残ったのはこの日記だけなんて
悲惨なことになりかねない。
 
しかし建築の設計という仕事は
雑用のカタマリだな。
 
この雑用が集積して
一個の造形物に
立ち上がると理解しても
良いくらいだ。
 
0925塚ノ原

「塚ノ原の家」
 
0925南国

「南国の家」の敷地が露になった。

コノ人物の感性


窓のデザインについて、
アル人物との電話のやりとりは
何時間にも及ぶ。
 
 
今日は高知市内で計画中の
ある店舗の解体工事。
 
ご縁があり仕事をさせていただいている。
 
工期があまりない中、
工事を請けてくれた
コノ人物の感性を信頼しているので、
内心嬉しく楽しみなのだけれど、
 
コノ人物の長電話に対しては
仏頂面をして聞かないと
 
電話代がいくらあっても足りない。

アンビバレント

週末は愛媛・今治で営業活動。
時間があったので今治城を見る。
 
これは日本の城郭に例を見ない水城であった。
 
 
瀬戸内海に面して地の利を利用して
城の一角に船だまりを設けている。
 
発想がユニークだし、
地盤が悪いであろう海岸に
城を築く技術も見事である。
 
この城を築いた藤堂高虎は
政治家・武将としても一流であったが、
軍事技術者・建築家としての腕も
超一流であったらしい。
 
武将にして建築家であった藤堂高虎は
「戦争と文化」
「機能と美」の
アンビバレントを再統一しようとした。

信頼関係


9月9日オープンした、美容室「KARAN」
 
 
ボクたちは仕事柄、
評価は最終的なものでしかない。
 
当然いくら良いものだと思っていても、
オーナーがそう思わなければ、
スムーズには進まない。
 
 
だから、最大限の説明をする。
 
しかし、どんな人でも
すべてのコンセプトや
空間を理解することは出来ない。
 
理解できないことを拒絶するか、
信じて受け入れるのか。
 
そこで重要なのが信頼関係。
 
理想は封印している感情を
理論的に表現すること。
 
お互い詩人のように豊かに語ることが出来れば、
信頼関係も図面も必要ないかもしれない。